では、どうすれば、「とにかく自分が楽しめる」か、という疑問がわくであろう。
これには、まず自分の中の意識、そして二つの環境を整えることで容易に実現できるものと確信している。
まず、意識。
自分が演劇の舞台にでも立っているような、そんな意識で場に臨むのがいいであろう。
これには、舞台役者としてのプロ意識、かつ皆に注目されるという心地よい緊張感と責任感を感じて欲しいという意味合いを込めている。
さらには、相手は誰であろうが関係なく、とにかく自分を出し切れば満足、という心境までいけばいうことはない。
そう考えることで、相手によって緊張してあまりしゃべれない、だとか、逆に相手が好みでないからやる気なくして不貞腐れる、といったような事態を避けることができ、コンスタントに自分を出せるようになるのである。
人生どこにチャンスが転がっているのか分からないのだから、是非相手によってその態度を変えることなく、常に自分を出せる紳士でありたいものである。
次に2つの環境について。
ここまでやや精神論、抽象論が多く、まずどう動いていいかわからない、と思われていた読者には、まずここからはじめるのもいいかもしれない。
2つの環境とは、すなわち
1. パートナー
2. 決戦場
のことである。
1.のパートナーとは、戦友、と言い換えてもいいだろう。
時に協同戦線を張り、時に熾烈なバトルを繰り広げる、そんな良き友人をまずは得よう。
そして互いの呼吸を十分に理解し、テンポ良く会話を進めることができれば申し分ないだろう。
そこで、人のタイプ、の話が出てくる。
貴方は、自分がグイグイ引っ張る、あるいは暴走するタイプか、あるいは誰か引っ張る人がいて、その人と共にじわじわと盛り上がるタイプか、ということである。
小生はどちらかというと後者である。
パートナーは非常に大切であり、やはり気の置けない友人が最適なのではないだろうかと思う。
もし、ご自身が自分ひとりでプレイできるというのならば、パートナーは自分の暴走をさらに高めてくれ、なおかつ共にいて心地よい友人が良いであろう。
つまり、双方から共通して言えるのことは、馬の合う、気の置けない友人を選ぶべし、という結論を得ることができるのではないか。
読者諸氏にも、己にとってかけがえのない友人は多々おられることと思う。
その友人から、戦友へとそのパートナーシップを高めていくのはどうであろうか。
⇒ 決戦場編
|
|