LOVE☆合コン
−アフター編1−
〜ストライカーたれ〜
−アフター−
この言葉の持つ、湿気に満ち溢れた妖艶な言葉を聞く時こそ、男性諸君にとって胸高鳴る瞬間はないであろう。

本番がどうであれ、結局はこのアフターをうまくこなすか否かが関が原の合戦であると言えるだろう。
つまり、己がストライカーか、キラーパスを送るただのいい奴で終わるか、はたまたCKを得てもカウンターを警戒して相手ペナルティエリアまで上がる事の許されない程度のDFで終わるかが決まるのである。

日本男児たるべきや、常に最前線に立とうとするその志こそ、グローバル化著しい現代化社会にてその志操と理想を具現化する伝家の宝刀であると言えないだろうか?

古来島国に居住する日本国民は大陸の思想、文化、文明に強い畏怖と憧憬の念を抱いてきた。
古くは弥生の昔から、その目で確認できぬ中国の文化に恋焦がれ、ごく一部の貿易品から巨大としか言いようのない大陸文明を想像し、かつ創造することで独自の文化を築いてきた。
古くは稲作から孔孟思想、朱子学に至るまであらゆる中国文明を取り入れ、時に戦に利用し、時に政治に利用する事を通して日本独自の文化を築き上げていった。
また、ペリー来航以降は、欧米の文化の優位性を認め、中国文明をアッサリと捨て(良い所は全て取り入れる国民性であり、文化や宗教ですら、一つの技術であるとしか見ない国民性がため)、ひたすらに銃器、法律、宗教、政治制度の欧米化に奔走した。
そして列強の水準に追いつき、世界の最先端たろうとする=ストライカー的気概は、(島国に生まれつき、それがゆえに土着的ナショナリズムを色濃く持ち合わせる)日本国民において多くの人が持ちあわせるものなのである。

さらに身近な例を挙げるなら、若干次元は違えどコンサートやイベントにおける最前線への日本人のこだわりの強さでも見て取れるのではないか。
タイでのムエタイの試合で最前線に座り、選手からほとばしる汗に顔をしかめつつも、自分の座席に満足しているあの日本人の姿を思い浮かべていただければ得心がいくであろう。

ストライカーたれ。

この一言に尽きる。
ストライカーとは時に残酷なほど、その目的の為にあらゆることを犠牲にする。
特にその目的の対象、さらには目的を遂げる為の同志でさえ政治的利用を成すこともあろう。

そこで論点となるのが、人間関係である。
日本人にとって、ある高名、というにはあまりにも高名すぎる君子人、聖徳太子に言う、「和を以って尊しとする」の精神は円滑な人間関係を慮るに確かに最も重要な要素の一つであろう。
ただ、それだけでいいのか?

サッカーにおける日本人のFWを見てみよ。
「和を以って尊し」とするあまり、強引さに欠け、目的を遂げる=ゴールを上げる意思の強さを感じることが出来ない。
ストライカーとは、それでいいのであろうか?
私は問いかけたい。

確かに協調性に満ちた人間は、グループに一人いるだけで大分精神的なゆとりを生むことはままある。
ただ、その協調性は、時に合コンという現代の修羅場においては、命取りになりかねない。
いい人、そんなレッテルを貼られて終わるような侍がかつていただろうか?

坂本竜馬や桂小五郎、西郷隆盛といった幕末に見る英雄豪傑達は圧倒的人望を誇りつつも、いい人の一言で片付けられるような人物ではなかった。
つまり、己の理想を真摯に追い、その為の艱難辛苦を厭わず、ただ無私と公に資する心を持ったストライカーであった。

この人物達の例で不足するなら、織田信長、豊臣秀吉の例を挙げよう。
天下を太平に導き、広く領民を安堵の生活へと導かんと欲した信長は、自分の理想の為には仏教に仕える僧達をも討伐した。
また豊臣秀吉に至っては、後世の人々から持たれているその明るいキャラクターからは想像も出来ないような、無意味で、非人道的な朝鮮、中国の平定を夢想し、実行し、そして敗れた。
彼の中にあったのはただ純粋な領土的支配欲と、己を以って全世界の中心足らんと欲したストライカー的(全くもって客観性に欠けた)責任感にあるのではないか。

両者に共通するは、和を以って云々といわず(無論無視ではないが)、信念に従って突き進んだということである。カオスと大競争の時代においては、己を信ずる心こそ最大の武器となる、ということである。
かつての英雄豪傑達はそれを十二分に知りぬき、行動をもって自分の信念を世に示した。

現代におけるカオスと大競争の戦場、すなわち合コンにおいても以上の歴史的人物が示した行動規範は参考になるのでないか?
己の信念=敵(女性)を平定し、以って自らの精神的満足と戦友からの賞賛、あるいは新たなる刺激を持ってさらなる飛躍へつなげる動機とするこのサイクルは、終わりなき旅人とも形容しうる我々侍にとって真剣に取り組むべき最重要事項であると断言したい。

以上に上げた理由を持って、ストライカーたれ、と読者諸氏に声高に宣言する。

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